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運送会社
サントス ナウトジャパンのDR「ナウト」、実証実験で意識改革
2019年4月5日
サントス(山本秋彦社長、東京都多摩市)は、10年ほど前にデジタコを、5年前にはドライブレコーダーを全車に導入するなど、安全運行に積極的に取り組んでいる。もちろん、Gマークも取得済み。昨年には、Nauto Japan(ナウトジャパン、千代田区)のAI搭載・通信型ドライブレコーダー「ナウト」の実証実験を完了。山本社長は、「3月までに70台への搭載を目標にしており、将来的には全車に拡大したい」と意気込む。
同社長は、「ドライバーは誰にでもできると思われがちだが、社会貢献性も高く、簡単にできるものではない」とし、「当社では、積極的にあいさつする、身なりを整えるなど、『見せる』努力を心がけている。業界全体でイメージアップに取り組むべき」と語る。
「あおり運転や悲惨なトラック事故の報道が過熱する昨今、『安全で働きやすい環境』を実現することが、経営理念の『全従業員の幸福の追求』につながる」と分析する同社長。「当社のビジョンと一致したのがナウトジャパンさんのツールだった」と話す。
「ナウトは、インターフェースも使いやすく、誰が、いつ、どこでどんな危険運転をしたか、一覧で表示される。その日のうちに教育ツールとして活用できる」と説明する。
実証実験では、「1日の運行で、平均50回ほど脇見をしていることが判明した。ドライバー本人もその回数に驚いていた」と話す。
「ドライバー自身も気づかなかった運転の癖や、無意識の脇見も検知されることで、意識改革につながっている」と語る。
山本社長は、「今後は、脇見の回数と事故率の調査なども行いたい」と、業界をリードする意気込みを見せた。◎関連リンク→ 株式会社サントス
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