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    ドライブレコーダーで事故処理交渉スムーズに

    2010年7月26日

     
     
     

     3月に岐阜県のトラック事業者の大型車が、愛知県稲沢市の県道を走行中に軽乗用車と衝突した。
     現場は交差点の手前で、「左折」「直進・右折」の2車線に分かれている道路。トラックは右側、軽乗用車は左側のレーンを走行していた。事故は軽乗用車が突然、右側に車線変更したことで起きた。車線変更を禁止する黄色線はなく、「通常であれば、相手側の無理な車線変更を証明することは難しいものだった」(同社の運行管理者)という。


     同社は全車両にドライブレコーダー(DR)を装着しており、「無理な車線変更」を証明する映像がはっきりと記録されていた。同社が軽乗用車側の損害保険会社に映像を見せると、全面的に過失があったことをあっさりと認め、トラック側の過失割合「ゼロ」で決着したという。
     同社の運行管理者は、「もしDRがなければ交渉が長引くだけでなく、こちらの過失割合もゼロでは済まなかったのでは」と胸をなで下ろす。しかし、「いくら過失割合がゼロであっても、事故で延着や荷物破損が起きれば顧客の信頼を失う」として、交差点付近で他の車と併走しないなどの防衛運転を徹底するよう指導していくという。
     静岡県の事業者は昨年、2トン車が名古屋市内の国道1号を右折するときに対向の直進車と衝突。トラックのDRには、右折可を示す「矢印」が出ているうえに、直進車が停止車両をすり抜けて信号無視する様子が鮮明に記録されていた。当然、トラックの過失割合はゼロで交渉もスムーズに進んだという。
     DRはルールを守っているドライバーにとって、万一のときに大きな味方になってくれることは明らかで、さらなる普及が期待される。

     
     
     
     

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