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物流ニュース
自転車「ながら運転」厳罰化 トラックドライバーからは好意的な声
2024年11月27日New!!
自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)や酒気帯び運転に対して罰則を新設した改正道交法が11月1日に施行されたが、トラックドライバーからは「ようやくかといった感じ」「今までなかったこと自体がおかしい」など罰則の新設に好意的な意見が聞かれた。
有罪の場合、運転者は6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金とし、実際に歩行者などに危険を生じさせた場合や酒気帯び運転にはそれぞれ罰則を設けている。
また、違反を繰り返した者に自転車運転者講習の受講を命令できるようにする道路交通法施行令の改正も決定し、同日に施行した。
警察庁によると、自転車の「ながら運転」に関する死亡・重傷事故が今年上半期に全国で18件発生しており、死亡が1件、重傷が17件と前年同期の2倍以上となっている。
罰則が科されることについてトラックステーションで休憩中のドライバーに話を聞くと、「規制が遅すぎる。ようやくかといった気持ちの方が大きい」や、「自転車だけでなく、都市部を走行する電動キックボードも取り締まってほしい」など不満が聞かれた。
さらに、トラックドライバー情報サイトのブルルが「ながら運転の自転車と事故(未遂含む)をしたことがあるか」というアンケート調査を行ったところ、「ある」が30.3%、「ない」が69.7%という結果となり、約3割が自転車の危険運転によって事故を経験している状況がわかった。
ドライバーからは「側道をながら運転で通り過ぎていく自転車を見て危険を感じていた」「ながらスマホの上に逆走、さらには信号無視。もし事故になればトラック側の過失を問われるのが納得いかない」「免許制度がないにしても、路上で走行するのであれば道交法が適用されるのは当たり前で罰則は必要」など、今回の道交法改正を支持する声が目立った。
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