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    ストップ!抜け道 なくそう、通学路での痛ましい事故

    2016年7月13日

     
     
     

     国道などで渋滞に巻き込まれた場合、「抜け道」を使うトラックドライバーは少なくない。しかし、ドライバーが抜け道と考えている道は住宅街の中にあって生活道路の場合もある。しかも、児童の通学路に指定されていることが多い。もし通学途中の児童の列にトラックが突っ込んでしまったら…。トラック運送事業者にとって、これほど恐ろしいことはない。今回は、「抜け道」の危険性について調べてみた。
     東京都では小学生が交通事故で死亡するケースが相次いでおり、新学期がスタートした4月12日、交通違反の取り締まりが一斉に実施された。都内の小学生の交通人身事故は1587件だった平成18年以降、減少傾向にある。同27年で531件だが、死者数は3人で前年と同数となっている。
     春の全国交通安全運動にともなって、全国各地で同様の取り締まりが実施された。青森県警は12日、通学路での一斉取り締まりを実施。午前7時から9時まで、県内の小学校周辺47か所で行われ、徳島県内では小学校周辺の17か所で実施され、106人が摘発されている。


     こうした取り締まりの背景には、通学路を抜け道とした痛ましい交通事故がある。2012年4月、京都・亀岡市の府道で発生した交通事故では、登校中の児童と保護者に軽自動車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った。同様の事故は全国各地で発生しており、各地で対策が進められているものの、今年に入っても静岡・磐田市で2月、登校途中の小学生2人がワゴン車にはねられて死傷。抜本的な解決には至っていない。
     「抜け道」を規制するために、警察では「ゾーン30」を指定して、走行車両の速度に歯止めをかけようとしている。ゾーン30というのは、「区域(ゾーン)を定めて最高速度30kmの速度規制を実施するとともに、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制を図る生活道路対策」のこと。大阪府警では「基本的には警察庁の通達に基づいている」とした上で、「幹線道路にクルマを流すように動いている。住宅街に不必要なクルマを入れないようにするというのが基本の考え方。ゾーン30は一般にはほとんど知られていないので、『30kmなんて速すぎる』と言われるなど現場では苦労している。しかし、20kmでは現実的に守られないし、30kmを超えると受けるダメージが大きくなるという統計も出ている。最終的にはドライバーを信頼するしかない」と、コメントしている。
     万一の事態を避けるためには抜け道を利用しないことが大切だ。抜け道を利用しても・しなくても到着時間に差がでないという研究結果も出ている。プロのトラックドライバーとして、他のドライバーの模範となるためには、率先して通学路を抜け道として利用しないことを徹底する必要がある。

     
     
     
     
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