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物流ニュース
GROUND シェアリング型物流施設、従業員を雇用する必要なし
2019年4月1日
ロジテック(物流×テクノロジー)カンパニーのGROUND(宮田啓友社長、江東区)は、物流AIのソフトウェア開発をはじめ、世界中のロボットソリューションに企画や研究を加えて提供する代理店業務やシェアリング型の物流施設の企画・提案・推進を行っている。
同社は2015年4月に設立して以来、インテリジェントロジスティクスを目指している。最初は、国内に適応するロボットを世界中から選んで、生産性を向上させるために研究や開発を加えて提供するところからスタート。
次世代型自動搬送ロボット「バトラー」や、SIer社経由で販売している人間の手を再現した画期的なロボティック・グリッパーを有して色々なモノを掴めるロボット「スーパーピック」などを販売している。
AIに関しては、WESという概念に基づいて独自で「ディアス」というソフトウェアを開発。AIが内部データ(在庫情報、リソース、受注・出荷情報など)と外部データ(SNS、天候、店舗・オンラインストアからの情報など)を蓄積・統合・解析するというもので、トラスコ中山(中山哲也社長、港区)と現在、共同実証に入っている。
また、昨年4月には、大和ハウス工業(芳井敬一社長、大阪市)と未来型の物流シェアリング施設を立ち上げた。大和ハウス工業のハード(建物)の部分に入るソリューションやソフトウェア、ロボットなど、シェアリング物流施設のコンセプトを提供する。中国でも展開していく予定となっている。
宮田社長は「資金面やロボットやソフトウェアの開発競争の加速により、物流を自社で構築するということが今後、難しくなっていく」として、「常に最先端のソリューションで、使った分だけの従量課金でリソースの心配をする必要もなく、作業員を雇用する必要もない共同型のシェアリング物流施設の需要が高まっていく」としている。
◎関連リンク→ 株式会社GROUND
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