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物流ニュース
富士運輸 スワップボディー試験運行、九州ー関西で走行距離短縮
2019年4月16日
富士運輸(松岡弘晃社長、奈良県奈良市)は1月17日、九州―関西間でのスワップボディートラックのトライアル運行を開始した。大川市にある同社の営業所を出発し、ホームロジスティクス(五十嵐明生社長、東京都)の「関西DC」でコンテナをスイッチし、大川市まで戻ってくる。
従来の運行では、大川―関東間を5日行程で往復していたが、「関西DC」で関東から来たコンテナとスイッチすることで、翌日中に九州に向けて出発できるようになる。これによって走行距離が格段に短くなる。
スワップボディートラック導入の指揮を執る成田支店長の前田修氏は「ゆくゆくは中継地点を増やし、各拠点を出発したトラックが翌日には戻って来られるようにしたい」と話す。
コンプライアンスのために走行距離を短くするのは必要不可欠で、同時に人材確保の観点でも効果が期待されている。
また、トラックからコンテナ部分を分離できるため、コンテナさえあればトラックの到着を待たずに荷役ができる。ドライバーは荷物を積んだコンテナをDCまで輸送し、そこで待機する荷役済みのコンテナと付け替えれば良いだけである。荷役をする必要がなく、本来の業務である「運行」に集中できるようになり、手待ち時間がないため拘束時間も短縮できる。
同社では2年前からスワップボディーを導入しており、他支店では女性ドライバーも活躍しているという。コンテナの支柱とシャシーのサイドバンパーの間が2.5cmほどしかなく、着脱に技術が必要に見えたが、前田支店長によると「無駄な幅がないことで、むしろ正確に着脱できる。コンテナの着脱作業はポイントさえ押さえれば、精密に出来ているからこそ楽にできる」と話す。
◎関連リンク→ 富士運輸株式会社
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