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特車申請
特車誘導の現場に密着 「荷物を安全・確実に運ぶという目的は同じ」
2020年9月19日
「特殊車両誘導について知ってほしい」。
岐阜特殊車輌誘導(岐阜県瑞穂市)代表である亀谷直氏の一言から、特車誘導の現場に密着した。
取材当日の誘導対象は建設重機で、先導車・後導車(特車の後方につく誘導車)のドライバーが無線機を用い誘導する。
実際の走行は夜間だが、明るい時間に誘導車のドライバー同士で入念な打ち合わせを行い、出発点に向かう際にはルート状況のチェックをする。
その後、走行開始前に車両のドライバーと最終打ち合わせをして出発。道中、他の車線を侵す場合の注意喚起、車線変更時のサポート、交差点・カーブなどでは後続車や他の車線を走る車が接触しないよう誘導するなど、細心の注意を払い、無事目的地に到着した。
規格外の貨物輸送時、特殊車両通行許可条件のうち一部の要件として設置を求められる誘導車。
その役割は、特殊車両や周辺の他の車両の安全確保のほか、道路・トンネル・橋などの保全も挙げられる。
そのため、状況に応じて他の車両の通行を制限する場合などもあるが、誘導車の認知度不足からか、誘導車と特殊車両の間に一般車やトラックなどが侵入する、事故の一歩手前の状態になるなどのアクシデントがあるという。
亀谷氏は「皆様のものである道路で迷惑をかけることがあるのも承知だが、荷物を安全・確実に運ぶという目的は同じ」とプロのドライバーへの共感を示すとともに、荷物を無事届けた時の達成感に笑顔を見せた。
緑色の回転灯をつけた車が走っていたら、誘導中。走行中に見かけたときには気を付けたい。
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