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    岩崎電気 長寿命で省エネの倉庫用LEDが好評

    2012年6月29日

     
     
     

     岩崎電気(東京都中央区)は、LED照明シリーズ「LEDioc(レディオック)」を展開。倉庫用の「LED高天井用照明器具」も好評だ。
     同社照明事業戦略本部の栗原利行主査(写真右)は、「2万4000ルーメンの明るさを誇る高出力、高効率が特徴」と説明。「HIDランプの400ワット以上に相当し、700ワットの水銀灯に少し欠けるくらい」の明るさがあるという。用途に合わせ、中角・広角の2種類の配光をラインアップしている。
     震災以降、高所への重量物の設置を避ける傾向が強まるなか、同製品も「少しでも軽く」を念頭に設計。従来の照明に使われてきたアルミダイカストではなく、軽量で剛性のあるマグネシウム合金を採用している。「熱の伝導性も良く、放熱にも優れている」素材だという。


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     また、設置初期の明るさではなく、寿命末期の「暗くなった」段階の明るさで照明設計するのが同社のスタンス。「初期の明るさで設計すると、時間が経つにつれて必要な明るさが採れなくなる」からだ。
     その一方で、マイコン制御による初期光束補正機能も標準装備し、「設置初期の明る過ぎるという声にも対応できる」。同氏は、「余分な明るさと同時に消費電力も抑えられる。設置するだけで勝手に省エネができるイメージ」と胸を張る。
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     また、「じわじわと明るくなっていく水銀灯に比べ、LEDはすぐに明るくなるのもメリット」だという。「短い休憩時間に消すことができる。オン・オフをこまめに行うことで、電力抑制にもつながる」。
     紫外線が少ないため、虫が寄りにくいのも特徴。被照射物の退色劣化を抑えることができる。さらに、「表面温度が低いため、空調への負荷も軽減できる」という副次的な効果も。 
     「昔から倉庫・工場向けの照明を開発してきた。防雨タイプも展開しており、屋内、軒下、駐車場など全てのエリアへの提案ができる」と同氏。なかでも自信を見せるのが、低温倉庫にも設置できるシリーズで、摂氏マイナス40度ー同プラス35度まで幅広く対応する。「冷凍倉庫では天井ぎりぎりまで棚を置いているため、フォークリフトで照明を壊すことも多い」という声に応えるべく、できる限り器具の形状を薄くしたのも特徴だ。
     現場に応じた多岐に渡る提案が可能な同社。国内営業本部の吉田一幸副本部長は、「初期コストを下げたいというリクエストには、従来の器具を使って取り付けられる照明を提案する」と説明。「これまで現場の声をたくさん聞いてきた。かゆいところに手が届く商品を提供できているはず」と自信を見せる。
     現在の価格やスペックであれば、「ユーザーは3ー5年程度で投資回収できる」という。「コストが下がった一方で、省エネ性能は上がっている。『LEDは高くて、10年使っても回収できない』というのは、すでに過去の話」という。
     最新型のLEDを拡販する一方で、同社は新型HIDランプの開発にも余念がない。「ツインセラルクス」は、業界最長と言える5万時間の寿命を誇る。LEDに劣る部分はあるものの、パワーは充分。同主査は、「(LEDほどの)費用をかけなくても、省エネが図れることをアピールしていきたい」と話す。もちろん、既設の器具への取り付けも可能だという。
    ◎関連リンク→ 岩崎電気株式会社

     
     
     
     
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