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物流ニュース
日倉協の陣上伸二常務理事 軽油供給の先行き、倉庫現場に広がる不安とは
2026年7月16日New!!
「重量物を扱うフォークリフトは軽油が不可欠。今後、軽油供給がトラック向けに優先され、倉庫まで回ってこなくなれば、荷役作業が滞る恐れがある」。そう警鐘を鳴らすのは、日本倉庫協会(藤倉正夫会長)の陣上伸二常務理事だ。梱包資材の不足にも懸念を示している。
陣上常務理事によると、フォークリフトは電動式が全体の約6割を占める一方、3トン以上の大型機は軽油を使用するケースが多いという。「現時点で大きな影響は顕在化していないが、今後しわ寄せが生じる可能性はある」とし、燃料供給の先行きに懸念を示す。
実際に、一部の荷役会社では軽油の供給が滞っているとの声もある。「インタンクを保有する事業者のなかには、供給がストップしているケースもあると聞く。運送会社に比べて消費量が少ないため、後回しになっている可能性も否定できない」 と指摘。
さらに、倉庫事業者を悩ませているのが、荷物の固定や荷崩れ防止に欠かせない梱包資材「ストレッチフィルム」の不足だ。3月末から4月10日にかけて同協会が実施したアンケートでは、中東情勢の悪化に伴う影響として、燃料や資材の供給遅延、不足の実態が浮き彫りとなった。庫内作業で使用される包装・固定資材の多くは石油関連製品であり、価格上昇によるコスト増も避けられない。なかでも、ナフサを原料とするストレッチフィルムは現在、価格が急騰し、品薄状態が続いているという。

地域差はあるものの、すでに供給が停止している地域もあるようだ。
「倉庫の規模にもよるが、おおむね倉庫1棟に対して月に50ケース(1ケース6本入り換算)を消費する。倉庫で最も使用量の多い資材であり、入荷が滞るケースも出ている。場合によってはパレット積みから手積みへ切り替えざるを得ず、荷崩れによる災害リスクが高まり、ドライバーの労働時間が大幅に増加してしまう」と陣上常務理事は語る。ストレッチフィルムは、安全かつ効率的な倉庫作業を支える不可欠な資材。供給不安が長期化すれば、現場作業への影響が一層深刻化することが懸念される。
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