（有）森田商店（資本金300万円、東京都足立区加賀２─２─７、代表森田幸治氏）は８日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は中野裕人弁護士。

　1981年創業、91年４月に法人改組。青果市場から首都圏各地への青果物の輸送を中心に手がけ、09年12月期には年収入高約１億4000万円を計上していた。

　しかし、近年は同業者間の競合にともなう荷動きの鈍化や受注単価の抑制のほか、燃料価格の高騰もあり収益は低迷。経運転資金や設備投資負担も経営を圧迫、決済難に陥り事業を停止していた。

　負債は、債権者約50人に対し約2億5700万円。

（東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ）