（有）丸庄物流（資本金1000万円、福岡県宮若市龍徳371-4、代表庄島克己氏、従業員24人）は１日に事業を停止し、事後処理を島晃一弁護士に一任。破産申請の準備に入った。

　同社は1997年3月に設立、一般貨物自動車運送業をメーンに住宅メーカー専属の木材加工（プレカット）を従業としていた。一般貨物自動車運送業は自動車部品並びに住宅向けの資材運送を行っていた。

　自動車部品は各下請け工場からのルートでトヨタ自動車九州・宮若工場向けを主体として、住宅資材は自社でプレカット加工したものをハウスメーカーに配送するなど、07年３月期の年収入高は約１億8900万円を計上していた。

　しかし、燃料価格が高止まりしたことで経費増を免れず、受注単価も下落したことから収益低下を余儀なくされた。10年同期には年収入高約１億3600万円、当期純損失約600万円となり、経営合理化を進めてきたものの、１日の決済資金の手当てが出来ずに今回の事態となった。

　負債は債権者約40人に対し約１億1000万円。

　（東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ）