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「白トラが増えた気が…」 自家用を装う手か?
2014年11月25日
11月上旬の山陽自動車道・下り線。兵庫県内にあるSAで休憩していた京都ナンバーの大型トラックの男性ドライバーから気になる情報を入手。…というか、実は最近になって異変を感じていた部分の話だっただけに、裏付けを得たような気分でもあった。「白ナンバーが増えている気がする」。高速道路だけでなく、幹線国道を走行している白ナンバーの大型トラックを目にする機会が確かに増えたように思う。もちろんボディーに「〇×製作所」「△□産業」などと書かれ、荷主の自家用トラックというパターンもあるが、まったく?無印?のトラックも混在する。
「白トラであると、高速料金をケチって一般道へ回る印象があるかもしれないが、荷主が『高速代を負担するから(帰り荷がなくても)トンボ返りで戻ってくれ』と伝えているらしい」と男性ドライバー。以前に白トラのドライバーと話したことがあるようで、「コソコソした感じなど一切なく、堂々とトラックを枠内に止めている」と苦笑いだ。今年の初夏の話になるが、兵庫県西部の運送経営者から「白トラが増えている」という現場の変化を聞いたことを思い出した。「軽油が高くなり、時間外の賃金もかさむなど、コスト的に無理が利かなくなっている荷主の仕事を断ったところ、なんと荷主は自家用の大型トラックを購入。雇われたドライバーが正規の社員なのかどうか、そこまでは知らない。でも、周りでも同じような話を聞く」。即座に?問題アリ?と決めつけることができない状況だが、「貨物運送事業法の縛りから外れることができるなら…そうした考えが運送業界の内側に出ても無理はない」と複雑な心境を明かしている。
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