メリークリスマス！
明るい話題の少ない年末ですが、クリスマスイブということもあり、外食などをされる方も多いのではないでしょうか。年末の慌しい今の時期に適度な気分転換を図ることで仕事の運気が好転することもあるかと思います。
今年を振り返ると…
今年を簡単に振り返ってみると、昨年末あたりに（今から考えると）サブプライムローン問題の黒い影が日本経済の将来に不気味にちらついていたともいえましょう。
まもなく原油の高騰が大きな問題となり、物流業界を震撼させることとなりました。
さらに地球温暖化問題も今年は大きな話題となりました。悲鳴を上げる地球の声がリアルに聞こえてきました。グリーン物流、循環型ロジスティクス、グリーンＳＣＭなどがキーワードとして注目されました。
そして秋に米国大手金融機関が破たんし、日本経済、物流業界もその影響を受けることになります。
最近は製造業などの「派遣切り」も大きな社会問題になっています。日本経済の前方が大きな暗闇に覆われているようにも思えます。「派遣」という雇用形態が大きな見直しの時期に来ていることは否定できないでしょう。
来年は…
新年早々には米国でオバマ新大統領が就任します。
「ニュー・ニューディール」政策を断行し、全米高速道路や米州鉄道網の充実、再構築など、「景気回復を目的に巨額の公共投資を行うのでは」という期待もあります。
もちろん、高速道路や鉄道が全米ワイドで整備されれば、将来的には米国の物流が大きく進化するかもしれません。米国経済のＶ字回復も不可能ではないかもしれません。景気回復を他国まかせにすることはできませんが、米国経済が回復すれば日本経済がそれにあわせて回復していく可能性も出てくるでしょう。
「夜明け前がもっとも暗い」とはよくいわれることですが、来年の日本経済が日の出の明るさを持つことを祈ってやみません。