マイシン（辻直樹社長、愛知県豊橋市）は８月１０日、地域のクリーン運動を実施。本社周辺およそ２キロの範囲に渡って行われた同活動には、辻社長を含むおよそ７０人の従業員が参加した。

　「ボランティアのできる会社になりたい」との社長の思いを受けた従業員らが形にしたことが始まりだというクリーン運動は、地域社会への貢献と社内意識の向上を見据えて年末、ＧＷ、そしてこの夏季の年間３回を企画。「皆で一緒に取り組むことが社内の良い空気づくりにもつながる」と辻社長は意義を語り、迷いのない様子でこの日の活動に臨む。

　開会セレモニーではラジオ体操に加えて、同社ではお馴染みの活力朝礼による溌剌とした声が快晴の空に響き渡り、気温と共に参加者らのボルテージも上昇。記念撮影を経て開始された活動は数人のグループに分かれて方々へと展開され、早々と汗をにじませた参加者からは「暑さに負けず、街をきれいにしたい」「やりきった後には、達成感も得られる」「（会社や運送業界の）イメージ向上につなげたい」といった力のこもった声が聞かれた。

　従業員らに混じって汗を流した辻社長は清掃に励みながら取材に応じ、「こうした活動が周囲に知られることによって、地域の皆さんの意識も高まるのではないか」と、自社の動きを起点とした前向きな波及効果にも言及。終了後、熱中症への細心の注意を払いながら進められたおよそ２時間に及んだこの日の取り組みを振り返っては、「参加した社員が一生懸命に地域のため、清掃活動に努めたことは社長冥利に尽きる。家族や友人に誇れるような会社にまた少し近付けたのではないかと思う」との言葉を残して、その手応えをのぞかせた。

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