本文を読ませるためのキャッチコピーの３大要素のひとつ「興味性」について、今日はもう少し深く話を進めていきます。
　例えばあなたは、こんなキャッチコピーを見たことがありませんか？「ついに完成！わが社の自信作！」とか、「当社の一押しの○○！」などです。もちろんあなたも、自社の商品やサービスに自信を持っていることと思います。それは良いことなのですが、一つだけ心に刻んでおかなければならない「事実」があります。よく聞いてくださいね。

　あなたの商品やサービスが、どんなに素晴らしいものであっても、あなたの会社が、どんなに素晴らしい会社であっても、残念ながら、お客はあなたの会社やあなたの商品には「興味がない」という事実です。では、お客は何に興味があるのでしょうか？考えてみてください。あなたのお客が一番興味があるのは「○○○○だけ」です。
　さて、○の中の言葉が分かるでしょうか？実は、この「○○○○」の中に入る言葉を、私のメルマガでクイズにしたことがあります。その結果、とてもたくさんの方から、メールをいただきました。特に多かったのが、「うんちん」「きんがく」という答えでした。そして、次に多かった答えは、「メリット」や、「自己利益」という答えでした。いずれも正解だと思います。しかし、ここでは、「セールスレターを書くための、コピーライティングスキル」を、身につけてもらいたいと思っています。ですから、次の言葉で覚えてください。お客が興味があるのは、「自分の事」だけです。
　単純に思われるかもしれませんが、セールスレターを書くのに、本当に重要な部分ですので、ぜひノートに書き留めておいてくださいね。あなたの商品やサービスが、どんなに素晴らしいものであっても、あなたの会社が、どんなに素晴らしい会社であっても、お客は、あなたの会社や、あなたの商品には、興味がないのです。あなたのお客が、一番興味があるのは、そうです。「自分の事」だけなのです。とすると、「興味を引く言葉」とは、どんな言葉になるでしょうか？次回、さらに詳しくお話していきましょう。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表　高橋久美子
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