ＵＰＳは、太陽観測衛星『ひので』の打ち上げプロジェクトでの国際航空輸送と関連業務全般の実績が評価され、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）から感謝状を送られた。

　大小さまざまな精密機器が日本と米・英国間を行き交った同プロジェクトでは、一定の温度・湿度を保ち、振動の影響も最小限に抑えた輸送が求められた。また、わずかな塵も混入させないクリーンルーム並の環境に保つ特殊梱包や、位置が特定できるＧＰＳ付き車両での輸送など、高いセキュリティー管理も求められたという。
　ＪＡＸＡ宇宙科学研究本部の清水敏文助教授（写真右）は、「円滑な輸出入管理と安全で信頼性の高い国際輸送なしには、観測衛星の開発や太陽の諸活動の解析は成しえない」と賞賛。また、今回のプロジェクトの国際輸送支援を行ったＵＰＳサプライチェーンソリューション・ジャパンの溝口美樹社長は、「大変興味深いプロジェクトに参画できたことは非常に嬉しい。また、このような形で評価いただき光栄」と述べた。
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