『２ｔパイロットたちへ』
このドライバーに対する敬意を大いに感じさせるフレーズは、日産自動車が先月２０日から発売を開始した新型アトラスの広告で使用されていたキャッチコピーだ。
これを考えたのは同社の担当者か広告代理店のコピーライターかは定かではないが、深刻な人材不足を解決に導く答えを、わずか一言に集約したこの広告に、賞賛の声があがってもおかしくはないと評されている。
　この広告ではヘリコプターとアトラスとともに、それぞれの乗務員の写真が掲載されている。
あたかも、ヘリコプターの操縦と２ｔトラックの運転が同等の価値を創造するものであるかのように。
トラックドライバーがヘリコプターのパイロットと同様に、世間から敬意と尊敬の眼差しで見られるようになれば、ドライバー不足で事業継続が危ぶまれる運送事業者はなくなるだろう。
運送業界がいま、一丸となって取り組まなければならないことは、協会批判や行政批判ではなく、『２ｔパイロット』という表現が当然の社会になるよう、ドライバーの地位向上に繋がる取り組みでなければならないといえる。
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