【埼玉】サンワNETSの子会社・サンワ物流（山﨑久隆社長、日高市）は７月２５日、日高物流センターの竣工式を開催した。同センターは営業倉庫の免許を取得、本社機能も移転させた。総工費は８億円。
　同センターは圏央道の狭山日高インターから２.５キロメートルの距離に立地。土地面積は駐車場６００坪を含み約２４００坪、延べ床面積は２０００坪で、主に自動車部品や化粧品、雑貨、印刷物などを取り扱っている。

　２階建てで、１階は通常の鉄骨構造だが、２階には鉄骨重量を低減させる横河システム建築のYESS建築を採用した。このため、２階中央に柱がなく、天井がドーム型になっている。２階の天井、壁面には断熱材を使用し、温度管理が可能。
２.５トンのエレベーター１基を設置しており、８月には移動ラック、重量ラックを設置する。

　また、構内内線にはPHSを使用しているほか、通常のセキュリティに加え、高感度の防犯カメラを各所に設置した。
　山﨑社長は「北関東に進出して２０年になるが、交通アクセスに優れたこの地に拠点を構えることができ、今生の喜びを感じている。地域とも共存共栄していきたい」と話している。（玉島雅基記者）