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ブログ・高橋 久美子
第77回:最初に「出口」を作ります
2011年8月31日
セールスレターは、書けるところから書く。「いやぁ高橋さん、そう言われて書けるところからと思ったんだけど、やっぱりどこから手をつけていいのかわからないんです・・・」。
初めて書く人は、そんな風に思う人が、多いかもしれません。そんな人は、よく聞いてくださいね。何度もお話しているように、セールスレターには、文章力はあまり必要ではありません。
実は、セールスレターは、いくつかの「部品」でできています。まずはセールスレターになくてはならない「部品」とは、どんなものがあるのか?それを見てみましょう。
(1)キャッチコピー
(2)本文
(3)アクションワード
(4)レスポンスデバイス
大きな枠で見ると、これらが必要になります。さらに、この中に反応率を上げるための細かい部品が必要になってきます。細かい部品には、「お客様の声」「代表者の写真」「署名」「証拠」「小見出し」「追伸」などがあります。
大きな枠の部品で(1)のキャッチコピーについては、先週、最後に書いた方がいいと、お話しましたよね。書けるところから書く。これが重要です。ですからまずは(3)と(4)を書いてください。(3)(4)はセールスレターの「出口」になります。
何度もお話したように、私たちが作る広告は、「レスポンス広告」です。読み手に必ず何か行動を起こしてもらいます。あなたがとって欲しい行動を、「アクションワード」にします。例えば『今すぐ、お電話ください』『今すぐ、ご記入のうえFAXしてください』など、あなたが読み手にとってほしい行動を(3)に書きます。そして、そのアクションワードに連動して(4)のレスポンスデバイスを書くわけです。
「今すぐ、お電話ください」がアクションワードだとすると「レスポンスデバイス」は「電話番号」になります。「今すぐ、ご記入のうえ、FAXしてください」がアクションワードだったら「レスポンスデバイス」は「FAX番号」になります。OKですか?
これで(3)と(4)が書けたでしょうか?なかなか書けなかったセールスレターの「始めの一歩」が書けたのではないでしょうか。後は簡単です。来週は、その次のステップをお話していきますので楽しみにしていてくださいね。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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