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  • ブログ・鈴木 邦成

    日本経済再浮上の鍵を握る「物流」

    2009年1月21日

     
     
     

    米国新大統領の就任式
    オバマ新大統領の就任式が盛大に行われました。米国のみならず世界の期待を背負っての大統領就任ということになりました。日本の財界関係者などの期待もきわめて大きいといえましょう。
    米国大統領の就任スピーチには米国がどの方向に進もうとしているのか、あるいは進むことを望むのかという未来図が描かれているようにも感じられました。
    もっともオバマ大統領の誕生ですぐさま米国の景気が回復するというわけではないということはいうまでもありません。
    いかに優れた経済政策でもその効果が出てくるまでには、ある程度の時間がかかることになるからです。
    したがって問題はオバマ政権のグリーン・ニューディール政策などの「景気刺激のカンフル剤」が一定の効果をあげるまで企業が耐えられるかということになるでしょう。
    日本経済の未来図
    リーマンショック以降の米国経済の低迷で米国のみならず日本の自動車産業をはじめとする製造業のダメージは計り知れないものがあります。
    そしてもちろん製造業がダメージを受けるということは、製造されたモノを運び、保管する物流業にとっても同様にダメージを及ぼすことにもつながります。
    ただし我が国が自らの手で景気対策を打ち出していくということもきわめて重要です。
    そしてそのためには我が国の産業構造、人口構造などの変化に応じて「日本の将来像」について、新しいイメージをより鮮明に浮かべていく必要もあるでしょう。
    「ロジスティクス」という選択肢
    たとえば「ロジスティクス立国」を目指していくという選択肢もあるはずです。日本式のロジスティクスのグローバルマーケットでの商品価値を高めていく可能性も否定できないわけです。
    日本経済の中でロジスティクスがより大きな位置を占めるということをイメージし、それを実現していくことが我が国の物流業界の活性化にも、日本経済の再浮上にも大きなプラスに働くように思えます。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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