【愛知】高山運輸（高山智司社長、清須市）と中日運送（川島誠社長、同）は5日、「国府宮はだか祭」で使用される大鏡餅の奉納パレードに協力した。
特殊仮装された大型トラックに約4ｔの大鏡餅がクレーンで積み込まれ、清州城から祭りの行われる稲沢市の国府宮神社までをゆっくりとパレード。大鏡餅は、多くの見物人に見守られながら神社に運び込まれた。

特別な供え物である大鏡餅を輸送するトラックは新車であることが条件。高山運輸では、祭りの3か月前に納車された新車のトラックのウイング部分を一度取り外し、愛知運輸支局に手続きを行って、4日にパレード用の飾りつけがされた。奉納パレード前日の5日には市内約20kmをパレードし、同社のドライバーが運転も担当した。大鏡餅を輸送したトラックは再びウイングを取り付けられ、約1か月後に本来の業務に使われる予定だという。
清須市議会議員も務める同社の高山萬三会長は「不景気で暗い話題ばかりだが、少しでも明るい話題を提供できれば」と話している。（中道幸男記者）