シンワ・アクティブ（吉本英雄社長、摂津市）は10日、茨木市総合文化センターで平成22年度「創立記念式典」を開催。今年の基本方針は、本来の物流を原点から直視し、全員が行動力を発揮して積極的に動き次のステップへ展開する「原点からの発想」と発表した。


　具体的には、①ちゃんと見る（確実性と素早い行動を持って、乱れなく、整っているか、現業の源泉を十分認識すること）②抜本的な見直し（全ての業務で顧客へすばらしいサービス商品を提供出来るか、再検証し挑戦する）③環境への対応（知恵、想像力、意欲を持って社内外で取り巻く環境へ、力強く対応して信頼を構築する）の三つを掲げた。
　吉本社長は年頭のあいさつで、昨年はパナソニック・ロジスティクス大阪センターの元請けや、倉庫のシステム変更による大幅な効率化のアップなど、大きな変化を果たしたことを説明。「当社において新しい物流の改革は進んだが、新しい開発は出来ていない」と語り、「今年はスタートを切り替え原点からの発想になるので、新しい開発を進めていく」と述べた。

　同社は今月25日に京都第５センターの運営を開始するが、吉本社長は「５月から６月にかけて次の大事業も考えている。この二つの開発をメーンとし、パナソニックのセンターの効率化、生産性を見極めた中で、三つの方針を進めていきたい」とし、「大阪センターおよび食品関係を大きく推進させていく。全員で力を合わせ、他社には負けないしっかりした基盤を築き上げていこう」と語った。

　引き続き、橿村ノブ子社主が「社員の温かさ、会社を持ち上げていくという心がないと会社は続かない。いくら社長が頑張っても一人は一人。社長が良い方針を出して、皆さんが熱意を持って今年はやるぞという気持ちを持てば良い仕事が出来る。希望を持って頑張って欲しい」とあいさつ。さらに、店所別営業方針の発表があり、従業員表彰では、永年勤続や特別功労などの受賞者に吉本社長から賞状と記念品が贈られた。
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