【愛知】街中を走るトラックを、日本中を明るく照らす市民の味方にーー。
トラックなどの陸送事業を手掛けるラクネット（近靖彦社長、愛知県春日井市）は乗務中のトラックドライバーが、犯罪行為や不審者、不審車両を積極的に発見し、警察に通報する「トラックパトロール」を開始した。
　全国の事業者に賛同を募り、犯罪抑止や検挙率の向上に貢献していく。


　「日本中のあらゆる場所をトラックは走っており、夜間はパトカーよりも多くの車両が街中にいる」と近社長。しかし、ドライバーが意識していなければ、身近に犯罪行為があっても発見は難しいとして、取り組みをスタートさせた。業界イメージの向上にも一役買いたい考えだ。
　賛同企業に対しては、警察への情報提供をスピーディに行う方法のほか、運転マナーの意識統一を図る。今後はトラックに貼付する専用ステッカーも作成する計画だ。
　近社長は「多くの企業の賛同を得て、犯罪抑止と業界の地位向上を両立できれば」と話している。
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