【岡山】県内で３か所目となる天然ガススタンドの竣工式が３月２４日、岡山トラックターミナル（岡山市中区）内のマルケー商事給油所で開かれた。経産省資源エネルギー庁が所管する平成23年度の低炭素型自動車交通推進事業として手掛けるもの。設置主体は岡山県トラックターミナル（新見健社長）で、マルケー商事が運営。

　同ターミナルにある既設のガソリンスタンドに併設する格好で天然ガススタンドを整備する一方、ターミナルに入居するトラック事業者が車両を導入。都市間輸送における拠点スタンドとしての役割とともに、ＣＯ２排出量を抑えることで周辺地域の低炭素化に取り組む。事業費はスタンド設置に１億３０６万円、１４台の天然ガス車両（岡山県貨物運送が導入）が計９７１３万円で、それぞれ２分の１の金額について同事業から補助金が交付される形。
　２台の車両に同時充てんが可能で、ＰＯＳシステムは築港エコ・ステーション（同南区）およびエコ・ステーション岡山中央（同北区）と互換性を持つ。営業時間は月―土曜日が午前７時半から午後７時、祝日は午前８時から午後６時（日曜日は休み）。