「無我夢中で助けた」という西町運輸倉庫（小林台受社長、さいたま市岩槻区）の林正行さん。２月３日に茨城県坂東市の県道を走行中に、事故で動けなくなった女性を助けたとして、消防署から表彰を受けた。
　林さんが走行していた県道は当時、近隣の工場敷地内から水道漏水が流出し凍結していたという。そこを女性が運転する軽乗用車がカーブでスピンし、道路わきの雑木林に突っ込み、木に激突したという。女性は脱出を試みたが、軟土傾斜地帯で脱出が困難となり、パニックに陥ってしまった。

　そこに林さんが通りかかった。出火した軽乗用車内に人がいることに危険を察知した林さんは、パニックに陥っている女性を救出した。その後、軽乗用車は爆発炎上、全焼した上に周りの木々にも火は広がったという。ひとつ間違えば、大惨事になるところだった。
　この勇気ある行動に、消防署から表彰を受けたが、さらに３月２７日に行われた埼ト協の理事会の席でも表彰され、横塚正秋会長から表彰状を授与された。
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