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    ユニフロー 超大型の高速シートシャッター新発売

    2009年12月16日

     
     
     

     シャッターメーカーのユニフロー(石橋さゆみ社長、東京都品川区)は今秋、物流現場などでトラックが通行する大開口部に適した超大型の高速シートシャッターを新たに発売した。
     防虫・防塵効果があり、空気の流出入を抑え、温度管理にも貢献する。


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     新製品「スムーザーRB」は最大開口幅10m×高さ6mで、業界最大級のシートシャッター。営業推進部の玉井伸一郎部長によると、「シートシャッターは大開口になるほど風や差圧の影響を受けやすく、開閉時に支障をきたす恐れがある」。
     また、経営企画室の齋藤弘幸主任は、「耐風性能の向上と開閉の円滑さ、そして安全機能が鍵になる」と付け加える。
 同製品は風速29.3m/秒に耐え、屋外に面した風が直接当たる場所にも設置が可能。
    1215yun.jpg 耐風性能が同レベルのスチールシャッターは、「重量があって開閉スピードが遅い」(同部長)のが弱点。「開閉待ちで作業を止めざるを得ない」こともあり、業務の効率化にも影響するほか、「機密性という点でも屋外で設置するには問題がある」。
     同製品はシート両端部にベアリングを取り付けることで、従来製品で課題だった強度目的のパイプとレールとの摩擦による摩耗を軽減する。また、大型機種ではシート部の面積と重量が増し、駆動部への負担がかかるが、同製品では従来機種の設計を見直し、耐久性を追求した。
     安全機能と操作性も強化し、人や車両などの通過で光線が遮られると下降中のシートシャッターが停止し、反転上昇する安全センサーを装備。また、一般的にシャッターの開閉や設定に関する操作はシート上部に設置した制御盤で行うが、高所作業で危険が伴うため、同製品は制御盤にタッチパネル液晶を搭載。機能設定のほとんどが盤面上で完結する上、機器の動作状況やエラー発生時の原因も表示する。非常停止スイッチも「わかりやすい表示」にしている。
     同社は10年以上前からシートシャッターを製造し、食品工場を中心に展開してきたが、納品先が「海外工場にシフトするところが増え、受注が減少した」(同部長)ため、約5年前に製造を中止していた。
     ただ、「一般的なシートシャッターは3m×3mで、大型サイズを作るメーカーは少ない」こともあり、「ユーザーから発売再開への強い依頼」を受けて、5年ぶりの新製品となる「スムーザーRBー4」を発売した。
     同部長は「出入りが頻繁なところほど、シートシャッターのメリットである、防虫・防塵効果や空気の流出入抑制効果が発揮される」とし、「物流業界の潜在ニーズは高い」と期待を込める。
    ◎関連リンク→ 株式会社ユニフロー

     
     
     
     
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