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    ベクトルワン ネットスーパーシステム、接客力重視しリピート化

    2014年8月1日

     
     
     

     ベクトルワン(田中靖丈社長、大阪市淀川区)は、ネットスーパーシステムの提供を関西と関東をメーンに行っている。システムの構築に加えて、物流アウトソーシング事業も手がける。
     ネットで注文した顧客に軽自動車で商品を配送するが、同社の久保篤史氏は、「接客力のある人でないとリピート化しないため、接客の経験がある人を雇い運転テクニックを教えている。配送先は店舗から3〜5kmの範囲なので、ドライブテクニックよりも接客力を重視する」と話す。


     配送以外にも梱包や仕分けも請け負い、スーパーの店舗ごとに物流網を構築している。スピードを重視し、仕分けしながら検品するなどリードタイムの短縮に努め、注文を受けてから2.5〜5時間での配送を目標としている。
     「ドライバーのうち6割強は女性」と同氏は話す。女性ドライバーには子育て世代が多く、2〜3時間のシフトを組んで働きやすい環境を整えている。
     1店舗あたり2〜3台の車を置き、合計120台以上の車を手配している。配達は多い時に、1台で1日36件を回る。昨今、都市部ではドライバーが足りず、ドライバーの確保を課題に挙げる。
     同社が手がけるネットスーパーの購買層は50〜60歳代が多い。生鮮食品などが売り上げの4割ほどを占めており、「生鮮食品は2〜3日後には冷蔵庫からなくなるのでリピート率が高い」(同氏)。
     さらに配送時の温度管理にはオリコンに蓄冷剤を入れて使用している。業務用冷蔵庫メーカーの福島工業に協力してもらい、生鮮食品でも最適に運べるオリコンで常温・冷蔵・冷凍など温度管理を徹底している。
     再配送には基本的に料金が発生するが、同社では配達時間を通知することで不在率の低下にも成功している。
     今後の展望として、「スーパーがコンビニやネット通販に奪われた顧客を取り戻そうとしている。今年はネットスーパーが一番増えるのではないか。ネットスーパーでの改善が、そのまま店舗の改善にもつなげられる。地元のスーパーの再活性化を支援していきたい」とした。
    ◎関連リンク→ 株式会社ベクトルワン

     
     
     
     
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