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    中央農業総合研究センター バイオディーゼルで業務用バスを運行

    2004年8月19日

     
     
     

     農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センターは19日、超臨界メタノールを利用したSTING法という新しい変換技術で、ナタネ・ヒマワリ油や廃食油からバイオディーゼル燃料に変換する技術を開発したと発表。従来のアルカリ触媒法で問題となっている、グリセリン等の副生物を生成しないという。
     この技術をもとに精製した100%バイオディーゼル燃料で、日常的に同センターの業務用マイクロバス2台の運行を開始する。バイオディーゼル燃料を使用することについては、すでに茨城運輸支局の許可を取得済み。
     バイオディーゼル燃料では、排ガス中のNOxは軽油に比べ4割削減され、負荷時の黒煙はほとんど発生しないとしている。廃食油を原料にすると、生産コストは1リットルあたり78円と試算され、市販の軽油と同等。
     同センターでは,谷和原村にある水田圃場を中心に、3ヘクタールの規模でナタネ−ヒマワリの輪作試験を実施している。そこで生産される食用油をいったん食用に供し、廃食油を回収してバイオディーゼル燃料を精製し、同センター観音台地区のトラクタ燃料をまかなうという、エネルギーの地域循環・自給モデルを計画。同モデルの一環として今回、マイクロバスの燃料自給を行うとしている。

     
     
     
     
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