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    横浜ゴム 新タイヤブランド「ZEN(ゼン)」立ち上げ

    2007年4月5日

     
     
     

     横浜ゴム(東京都港区)は4月からトラック・バス用の新タイヤブランド「ZEN(ゼン)」を立ち上げると発表。それに合わせ、オールシーズンタイプ701ZE」、低燃費タイプ「702ZE」、リブタイプ「102ZE」を順次発売する。
     同社は3月15日、東京都港区にあるニューピアホールで盛大なお披露目会を開いた。


     南雲忠信社長は、「トップレベルの環境貢献企業に向け、昨年4月に新中期経営計画『グランドデザイン100(GD100)』をスタート。創業100周年に当たる2017年度に企業価値、市場価値において、独自の存在感を持つグローバルカンパニーをめざす」とし、同社が掲げる環境コンセプト「Z.ENVIRONMENT」への思いを新ブランド「ゼン」に託した。
     同社長は、「今後も車両の走行を足元で支え、地球環境保護を進める当社の姿勢を示す商品として『ゼン』を積極的に展開したい」とあいさつ。初年度国内売上げ目標は10万本、次年度は30万本をめざす。
     通常、タイヤは製造過程において、原材料をミキサーに入れて高温で混ぜ合わせるが、「ゼン」はミキサーで原材料を混合した後、ロールを使用して低温でじっくり練り込む。このクロール製法を採用することで、「ゴム分子のダメージが少なく、補強材のカーボンが均一に分散でき、硬くて伸びの良いゴムが完成した」と話すのは、同社タイヤ材料設計部の山口洋一主幹。
     また、タイヤを使い続けることで生まれる変形状態を予測し、事前に歪みをコントロールできるよう、シミュレーション。「長く丈夫に走るタイヤをめざした」という。
     発表された3製品は、すべてオールシーズンタイプ。「701ZE」は耐摩耗性に的を絞り、ロングライフを実現し、7サイズを展開。低燃費指向型「702ZE」は、ころがり抵抗を18%低減。さらにクロール製法との組み合わせによって耐摩耗性も向上。5サイズ展開で6月から発売。
     低燃費、省メンテナンスを実現する「102ZE」は、従来低燃費タイヤに比べ20%以上のころがり抵抗を低減。均一な摩耗によって省メンテナンス性を発揮する。4サイズ展開。
     同社HPは、http://www.yrc.co.jp/

     
     
     
     
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