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    日産 フォークリフト「アグレス」をフルモデルチェンジ

    2007年9月17日

     
     
     

     日産自動車はこのほど、エンジン式フォークリフトの主力車種「アグレス」「アグレスコンパクト」をフルモデルチェンジ。日産フォークリフトの誕生50周年というタイミングで、これまでに培ってきた技術力を結集した自信作を世にアピールする。
    地球環境、オーナー、オペレーターの3者いずれに対しても配慮がなされているという「パーフェクトバランス」が商品の特長。産業機械事業部の大沼俊也マーケティングマネジャーに同製品の特色を聞いた。


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     今回のモデルは、03年に発売された「アグレス」「アグレスコンパクト」の二代目にあたる。
    「通常、フォークリフトのモデルチェンジは6ー8年周期で行われる」が今回、4年という短いスパンで刷新に踏み切った理由について、同氏は「排ガス規制への対応」と説明する。
    エンジンの改良を重ねた結果、「ガソリン車とLPG車については平成19年規制に適合。ディーゼル車に関し、平成20年規制に1年前倒しで適合させた」。
    同氏は、「メーカーとして、いち早く手がける姿勢を示したかった」と話す。
     オペレーターに対する配慮として、安全装備を大幅に追加。「フォークリフトはツメがむき出しになっているなど、使い方によっては危険が伴う機器。オペレーターや周囲の安全を確保する必要がある」。
     従来のモデルから装備されていた、オペレーターが運転席にいない時には荷役操作をロックする「マストロック機能」や「駐車ブレーキ掛け忘れ警告ブザー」に、「シートベルト未装着警告ブザー」を追加。この機能で「転倒事故が起こって下敷きになった、などという痛ましい事故を減らせれば」としている。
     また、メーターパネルをデジタル式に変更。ユーザーのパスワード管理を可能にし、権限を持たないオペレーターの運転を防止。車両のメンテナンス状況なども画面に表示され、車両管理が容易になる。
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     オーナー(経営者)に対するメリットとしては、「低燃費の実現」を挙げる。ガソリン・LPG車に通常の「パワーモード」に加えて「エコノミーモード」を装備。同モードにすることで、「業務に必要となるパワーを損なわないままに、燃費を約17%削減する」という。
     ラインナップとしては、「アグレス」が1トンから3・5トンまで、いずれもガソリン/LPG車、ディーゼル車を揃える。
    希望小売り価格の一例を挙げると、2・5トンディーゼル車で300万3,000円。なお、「アグレスコンパクト」は、0・98トンから2・5トン。
    大沼氏は、「50周年の節目に、技術の集大成と言えるモデルを発表することができた。ぜひ、この商品価値を実感していただければ」と意気込む。
     詳細は同社HP、http://www.nissan.co.jp/
    <参考>
    顧客サービス「SAFE」とは
    日産フォークリフトは、顧客の安全と環境を守るサービス「SAFE(セーフ)」を販売会社単位で展開。「セーフティサポート」は、担当者が事業所に出向いて仕業点検講習や安全講習会を実施するもの。
     また、「Green&Clean Service」と称し、車両整備・点検時には専用のシートを敷いた上での作業を徹底。顧客の事業所をクリーンに保つことを心がけている。「作業中」の札やパイロンを立てることで、安全確保にも十分留意している。
     整備は厚労省認定の整備士が行う(「Technical Support」)など、ソフト面のサービスの充実で、顧客満足のさらなる向上を図っている。

     
     
     
     
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