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    林化成 NOx・PM低減装置 対象車種拡大

    2007年9月20日

     
     
     

     林化成が扱う大型車向けNOx・PM低減装置「Econix─L103」。
     すでに国土交通省と八都県市の認可を受けている三菱ふそうスーパーグレート8DC11(KC─)型式エンジンに加え、同8DC9型式、いすゞギガ10PEI型式がこのほど、国土交通省の認可を受けた。八都県市の指定は現在申請中で、まずは関西・中部地区で先行販売を開始している。


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     同製品は、韓国SK社が製造し、林化成が日本国内の総取扱店として販売。今年3月から営業活動を開始したが、藤本博史取締役は「需要の高さを感じている」と手ごたえを示す。「大型車は、新車購入にかかる費用も高い。走行距離が30〜40万kmであれば『まだまだ乗りたい』という声が多い」とし、「特に特装車など、費用をかけた車両は長く乗りたいという意向が強い」と説明する。
     同製品は、NOxを低減させる排ガス再循環装置(EGR)と、PMを補集除去するDPF触媒を組み合わせることで、NOxとPMを同時に浄化。装着することで車検の通過が可能となり、トラックを「延命」させることができる。
     価格は約200万円で、別途取り付け費用に約25万円が必要。「買い替えに比べると費用をだいぶ抑えることができ、メリットを感じていただけるはず」と同取締役はアピールする。
     現在は、限られた車種での展開となっているが、「『他の車種向けは、いつ発売になるのか』など、問い合わせは多い」。今後、認定車種を順次拡大していく構えで、最終的には全メーカーの車種で認可取得をめざす。また、バス業界への普及にも注力していく。
     同取締役は、「運賃の問題や軽油価格の高騰で、トラック運送事業者は非常に厳しい経営環境にあると聞く。その上、代替えを余儀なくされたら、経営はさらに苦しくなるだろう」とし、「まだ使用価値のあるトラックは継続して乗り続けることで、コスト削減や経営の効率化に役立ていただきたい」と話す。
     問い合わせは、電話03(5402)6371番まで。
     詳細は同社HP、http://www.hayashi-kasei.co.jp/

     
     
     
     
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