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    廃食油再生燃料化装置「イオシス」 少ない投資でBDF

    2008年1月31日

     
     
     

     環境対策の一つとして注目される「バイオディーゼル燃料」(BDF)だが、軽油価格の高騰を受け、「コスト削減策」の一環として導入され始めている。
     食用廃油を利用したBDFの普及を促進しているセベック(東京都千代田区)の営業統括本部営業推進グループ・吉村幸一郎氏に話を聞いた。


     同社が販売を手がけているのは、食用廃油再生燃料化装置「EOSYS(イオシス)」。高さ約150cm、幅75cmとコンパクトなのが特徴で、同氏は「プラント設備などを用意することなく、少ない初期投資でBDFが使える」と説明。すでに全国で400台以上の導入実績があるという。
    eosys.jpg
    「EOSYS」に廃食油を注ぐ
     同氏は、「これまでの導入先は、福祉施設の送迎用車両や行政の清掃車両などが多かったが、運送事業者からの問い合わせが急激に増えている」と説明。また、「これまでは『環境に対する問題意識』が導入の動機の多くを占めていたが、軽油価格が高騰する中、コスト削減の一環として検討されるケースも増加している」と話す。
     同装置は、本体価格が350万円。精製時にかかる電気、薬品、水などの料金や、回収時の運搬費用を入れても「1Lあたりのコストは60円程度」。軽油引取税もかからないため、軽油利用と比べて大幅にコストを削減することができる。
     6時間で100Lの燃料を精製することが可能。途中で4回ほど、水を注ぐ作業が発生するが、「他の仕事の合間にできる作業。誰でも簡単にできる」と同氏。なお、原料となる食用廃油100Lから、90―95Lの燃料が精製される。
     廃油の回収先(スーパーや飲食店など)は、導入企業が自ら開拓することになるが、「それまでお金を払って捨てていた廃油を引き取るので、ありがたがられることが多い」。地域で定着すれば、「『ウチも提供するよ』と自ら手を挙げてくれることもある」という。
     同氏は、「まずは小さなスキームで運用を開始し、徐々にネットワークを広げていただければ」と話す。もちろん、同社スタッフも、回収先との交渉をはじめ、ネットワークの構築へ向けた協力を行う。日々の廃食油回収業務も「運送事業者が、配送帰りの車両をうまく使っている」という。
     また、「この車は天ぷら油で走っています」などのステッカーを車体に張ることで、企業イメージの向上につながる効果も。導入企業からは、「胸を張ってトラックを走らせることができるようになった」との声もあるという。
     なお、バイオディーゼル燃料は黒煙を出さないため、構内作業の多いフォークリフトなどにも向いているとのこと。
    sebec300.jpg
    吉村氏
     詳細は同社HP、http://www.sebec.co.jp/

     
     
     
     
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