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    管理職が数年ぶりに大型乗務 ドライバー不足で

    2014年10月10日

     
     
     

     大阪府和泉市の運送会社は先月、荷主企業から十数台の大型トラックの傭車を求められた。しかし、車両はあってもドライバー不足であることから、当日は社長をはじめ、常務や役員らがトラックに乗り込み、荷主が希望する日に配送を行った。
     同社社長は過去にトレーラや大型に何度か乗務していたが、管理職の常務や役員ら大型免許を取得しているすべての人員を大型に乗務させたのは数年ぶりのことだった。
     役員の中には「何年ぶりかの大型乗務で怖い」と話す者もいたが、直接取引の荷主企業の頼みということもあり、仕方なく引き受けたという。しかし、今後も大型ドライバーの不足が続くようなら、いくら直接取引のある荷主とはいえ、管理職までもトラックに乗務させるのは厳しいと語っていた。


     また、同堺市の運送会社では、「近畿圏内で今年9月から一部で公共工事が行われることを受けて当社でも現在、荷主企業から大型トラック数十台の傭車確保を求められており、躍起になって大型を探している。仕事は重労働でも長距離運行でもなく、運賃条件も良いのだが、大型平ボディーでの仕事であることから車両を保有している事業者も少ない。依頼の1か月前から大型平ボディーを探しているが、ドライバー不足も影響して現在難しい状況」と話す。
     現在の免許制度では、過去の普通免許で中型総重量8トン未満を運転できるドライバーはいても、大型免許については現在、普通免許、中型、大型と段階を踏んでの免許取得となる。さらに、ドライバーになりたいという人材も不足しており、大型免許を取得するドライバーは本当に少ない。今後、傭車も見つかりにくい中で建設関係も繁忙期を迎える時期でもあり、ますます大型車や大型ドライバーの不足は深刻化し、希望した通りに大型車両が確保できない事態も発生しかねないようだ。

     
     
     
     

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