新日本製鐵は８日、日鐵物流と製鐵運輸を完全子会社化すると発表した。１１月下旬に開かれる予定の日鐵物流、製鐵運輸それぞれの臨時株主総会で承認を得た上、１２月２７日を株式交換の日にする予定。また、両社は平成１８年４月１日、事業統合することでも合意した。
　日鐵物流は昭和１７年設立で、海上輸送、港湾運送、陸上輸送の元請けであり、名古屋・広畑・大分製鉄所の構内外輸送を担う、新日本製鐵グループの中核物流会社。また、製鐵運輸は昭和４２年設立で、君津製鉄所の構内外輸送全般を担う物流会社で、最大の協力会社。
　両社はより一層効率的でコスト競争力のある物流の提供を目指していく。