川崎市港湾局は現在、「東扇島総合物流拠点地区第一期１区画」の募集を行っている。
　「１区画」は、昨年七月に行われた公募で応募がなかったもので、今回が再公募となる。前回は6万3517.68平方mという大区画での募集だったが、今回は「多くの企業にニーズをお聞きし、分割して提供することにした」と同局港湾振興部企画振興課の神田恭雄課長（写真左）。

　募集要項は、基本的には前回に準じている。募集対象区画として6タイプを用意。「１Ａ区画」が2万1072.47平方m、「１Ｂ区画」2万1072.54平方m、「１Ｃ区画」2万1072.66平方m。
　加えて、複数区画を組み合わせた「１Ｄ（１Ａ＋１Ｂ）区画」「１Ｅ（１Ｂ＋１Ｃ）区画」に、前回同様の「１Ｆ（１Ａ＋１Ｂ＋１Ｃ）」となっている。

　この中で「１Ｂ」は「１Ａ」と「１Ｃ」に挟まれているため「両区画に比べると接道面が少ない」が、「1辺で130m（接道面が）確保されており、トラックの出入りなども問題なく行えるはず」（同課の安藤毅主査、同右）としている。
　事業用借地権方式（原則20年間）で、最低賃料は「１Ｂ」の月額616万4000円から。
　神田課長は、選定のポイントとして、「川崎港の利用・活性化が前提となる」と説明。また、平成20─22年のうちに同地区の第二期公募も行われる見通しとなっており、「二期へのステップとしても、今回の公募の重要度は高い」と話す。
　募集期間は2月1日まで。第二、第三希望も申請することができる。
　詳細はＵＲＬ、http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info807/index.html