?チャレンジャー（資本金６００万円、東京都足立区綾瀬７─１─27、代表平林正祥氏、従業員14人）と、関係会社の東都ロジスティックス?（資本金５００万円、同所、同代表）は７月31日付で事業を停止し、事後処理を山下俊之弁護士に一任していたことが判明した。今後、自己破産を申請する意向。

　チャレンジャーは05年11月に設立された貨物自動車運送業者。コンサートやイベントの機材、アミューズメント機器などの輸送を手がけ、主に関東近県を営業エリアとし、10年４月期には年収入高約４億７９００万円を上げていた。

　しかし、近時は燃料費高騰など運送コストが増加し、得意先の値引き要請もあり収益が悪化。10年秋ごろから高利金融業者からの借り入れを行っていた。こうしたなか、東日本大震災で業務が一時ストップした影響で資金繰りがひっ迫した。

　東都ロジスティックスは09年１月に設立。本店のほか茨城県つくば市で倉庫保管、入出庫管理などを行っていたが、チャレンジャーに連鎖した。

　負債は、チャレンジャーが約２億８８００万円、東都ロジスティックスが約２５００万円、合計で約３億１３００万円。

　（東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ）