首都高速の料金が来年１月１日から距離別料金に変更される。平日夜間割引が終了するなど割引制度も変化するため、従来よりも値上がりになってしまうことを懸念する運送事業者もいる。

　高速料金の影響を受ける神奈川県のある事業協同組合は、「事前の説明もないので不安だ」と話す。現在、距離別料金制度については首都高速のサイトに掲載されているが、「ホームページを見ればわかるということかもしれないが、大口ユーザーに対して事前に説明があってもいいのではないか」と話す。

　新料金制度も報道を通じて知った。組合員は大口多頻度割引を活用するため、条件を満たすために様々なシミュレーションも必要になってくる。「組合員への還元率も変わってくる。マスコミ発表と同時ではなく、大口ユーザーには、もっと前に説明があってもいいのではないか」と話している。（千葉由之）