９月１日までに事業を停止していた?明急（既報、資本金１５００万円、神戸市東灘区深江浜町67、代表木村富三郎氏）は、11月18日に神戸地裁から破産手続き開始決定を受けた。

　破産管財人は中山稔規弁護士。

　１９８４年11月に設立した特定貨物自動車運送業者。上場大手食品メーカーなどを得意先に、主としてチーズなど乳製品および乳製品原料の運送を手がけ、10年３月期には年収入高約２億６３００万円を計上していた。

　しかし、得意先からの受注が急速に落ち込み、11年３月期の年収入高は約１億４０００万円にとどまり、収益も悪化したことで資金繰りがひっ迫。金融機関への返済緩和や取引先への分割支払いを要請するなど再建の道を模索していたが、今期に入り受注状況はさらに悪化、先行きの見通しが立たないとして、今回の措置となった。

　負債は約１億９５００万円。

（東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ）