皆さん、日本事故防止推進機構（ＪＡＰＰＡ）理事長の上西一美です。

新型コロナの影響で、交通事故が減少しているという報道をよく目にします。

当然、自粛効果による交通量の減少に比例していることは、誰でも分かることだと思います。

　しかし、愛知県で速度超過の検挙数が増加傾向という報道にもあるように、道が混んでいないから速度が上がる傾向が出ていることも確かで、これにより、万一、交通事故を起こした場合、死亡率が上がってしまう可能性もあるのです。

　このような状況の中で運行管理上、注意して欲しいポイントを３つ挙げておきます。

　１つ目は、速度超過気味でないか？　デジタコやドライブレコーダーでチェックを行うことです。

特にドライブレコーダーで、道路状況に応じた速度を守っているか？　をチェックして下さい。

　２つ目は、例年、５、６月は子どもが絡む事故が多くなります。

今年は、学校が休校なので、その傾向は６、７月から出るかもしれません。

特に下校中の事故が多いとのことですから、生活道路を走行する時は、午後３時以降、子どもの動向に注意が必要となります。

　そして３つ目は、自転車です。これも例年、６月に自転車事故が多いとされていますが、それに加え、自転車でのデリバリーサービスの普及で、さらに自転車との事故のリスクが高まっていると思われます。

　徐々に日常生活に戻りつつある中で、これらの交通事故のリスクをしっかりと点呼などで伝えておいて下さい！

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上西一美のドラレコ交通事故防止