皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構（ＪＡＰＰＡ）理事長の上西一美です。今年のお盆の渋滞は、例年に比べて４倍と言われており、新型コロナが流行する前に近づくのではないか？　と言われています。

注意いただきたいのが他府県ナンバーやレンタカー車両の動きです。理由は、普段運転しない方が運転されている可能性があることです。普段運転しないドライバーは、熟練のドライバーと違い経験値が少ないため、想定外の動きをする可能性があります。

また、道を熟知していない可能性もあり、急な進路変更や急停止等にも注意する必要があります。その動きに対応できず、事故になってしまうリスクが高まるのです。

では、具体的にどんな対策をすれば良いのか？　まずは、そのような車両を見つけたら、車間距離を確保することは必須です。どうしても予測不能な動きをする可能性があるため、通常の車間距離では想定外の動きをされた際にブレーキが間に合わず、衝突するからです。

交通事故は自分が加害者にならないことは当然ですが、このような車両から事故を貰わない運転（防衛運転）も非常に大切です。トラックドライバーの場合、お客様の大切な荷物を預かっており、たとえ過失が低いからと言っても、事故をもらい、配送に遅れると迷惑をかけてしまうからです。

この時期、他府県ナンバーやレンタカーの車両を見たら、普段よりも車間距離を確保することを、ぜひ点呼等で注意喚起して下さい。