はちどり（石原慧子社長、愛知県安城市）が運営し、トラックにかかる各種研修を展開するコアラドライブ安城でこのほど、命のメッセー,ジ展が開催された。

命のメッセージ展は、交通事故などの犠牲者をメッセンジャーとして等身大パネルで再現し、生きた証である本人の写真や靴、ご家族の言葉を添えて命の尊さを伝えるもので、同校では７年前から年に２回、学生が多く通う２月と８月に開催している。

展示されたメッセンジャーは６～２２歳の１５人。教習生の年齢に近いメッセンジャーを展示し、その人生や家族の思いにふれることで交通社会に出る責任と自覚に結び付けたいとしている。また今回は一般にも公開され、安城市が実施する「高校生活躍応援プロジェクト」の一環で同校を訪れた県立安城高校の生徒も見学。

真剣な面持ちで説明を聞いた後、「実際に履いていた靴などを見ると現実に起こったことだとわかる。命の大切さを改めて感じる」と素直な気持ちを言葉にした。

パネルには事故形態などが記されており、１０トントラックやタンクローリーなど大型車が絡む事故の犠牲者も少なくない。同校では「ハンドルを握ることは命を握ること。命の重さを実感してほしい」との思いを込めて、今後も定期的に開催していく。

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