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    札幌市電ループ化の影響で 荷さばき場設置の実証実験

    2013年11月27日

     
     
     

     札幌市は、市電の利便性向上のために2015年度をメドに「西4丁目駅」と「すすきの駅」の間約400mを結び、ループ化を行う。延伸されるのは繁華街の中心部で、新しい線路は札幌駅前通りの歩道沿いに敷設される。このため、同区間には荷さばきのトラックや客待ちのタクシーが停車することができなくなり、物流や自動車交通にとってのデメリットが問題視されている。
     同市では代替地として、駅前通りと交差する南2条通りと南3条通りに荷さばきスペースなどを設置することを検討。このほど実証実験を行った。同実験は来年1月にも行う予定。


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     今回の実験は午前7時から午後7時まで、西3・4丁目区間の一部で「荷さばきスペース」「タクシー乗り場」「共有スペース」の3か所を設け、それぞれの利用状況などを確認。5日から10日までは、路上に緑色の点線を引く方法を試し、停車車両がない場合は通常の走行車線として利用できるようにした。11日から17日までは、バリケードによって1車線を減少させる方法を試した。
     市民まちづくり局都市交通課では、「延伸区間での荷さばきのための駐車は、これまで通り行うことは不可能となるのは間違いない。今回の実験の区間がそのまま荷さばきスペースなどになるわけではなく、一つの案として検討している段階に過ぎない。運用方法、整備形態の確認、交通面での影響などを調べていきたい」としている。
     地元の運送事業者は「決まったことなので仕方がない。集配作業が大きく非効率にならないスペースの確保をお願いしたい」と話している。

     
     
     
     

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