-
物流ニュース
ドライバー不足と労働時間短縮 経営陣への負担さらに
2024年11月6日New!!
2024年問題への対応で、ドライバーの業務を経営者や役員が担うケースも増えているようだ。
大手運送会社の幹線輸送を請け負う和歌山県の運送事業者。「長距離ドライバーが深夜・早朝に帰庫した際は、経営者である私や役員、管理職がドライバーに代わって積み下ろしを行う」という。
同社長自身は深夜から早朝まで勤務。「人材が豊富な時代ではないため、社内全員が力を合わせて業務を行うしか打開策はない。ドライバーの労働時間短縮を図り、法令を順守するには、自分や役員層が努力するしかない」と語る。
自らもドライバーとしてハンドルを握る別の運送経営者は、「当社はトレーラ輸送で月給50万円以上を維持しているが、それでもドライバー確保は難しい」と嘆く。
そのため、「自分で乗務することが増え、つい先日も広島まで雑貨を配送した。ドライバーの負担軽減を図るには、時には経営者も走るのが当たり前。それでようやく、2024年問題をクリアできる」とし、「人手不足と労働時間短縮で、今後はさらに経営陣にしわ寄せがくるだろう」と語る。
10台余りを保有する大阪府堺市の運送事業者も「大手も中小・零細も、運送会社はどこも人手不足。社長や役員、管理職が乗務しているケースは多い」と指摘。同社もドライバーが集まらないため、社長とその親族がトラックに乗っているという。
同社長は、「こうした現状が続いていることについて国もよく考えほしい。まずは人材不足の解消が大前提で、それから2024年問題に取り組むことができる。人手不足と労働時間の制限という2つの問題を同時に解決するのは神業」と国の方針に疑問を投げかける。
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ
うちの荷主ウィークリの記事読んでるらしくてお宅2024年問題大丈夫?潰れないでねって運賃上げてくれたらしい。うちは地場なんであんま関係ないけど上げてもらったって。
少し暇になると運賃を下げて仕事を取りに行く業者が関西には多過ぎるから、いつまでたっても運賃は上がらない。
海上コンテナに関しては、荷主から依頼を受ける通関業者が瀬取りをし過ぎ、ギリギリの運賃で仕事を運送業者にまわす。安くて嫌なら他にまわすからと脅迫まがいな業者がいっぱい。特にAmazonを扱う通関業者はこんな業者ばかり。
この業界はまず歩合をやめて残業をなくし基準内賃金で給与50万円にすることだよ
安心して年休を取れるようになり自分の時間を持てる業界にならないと人材が集まるわけがない