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    フェリー・RORO船セミナー 中国まで高速サービスを実現

    2015年10月25日

     
     
     

     船舶代理店業・複合運送業のサンスターライン(舎野祝光社長、大阪市中央区)は10月21日、大阪でフェリー・RORO船セミナーを開催。国際物流における輸送方法についての再考を促す目的で開催されたもので、日本通運グローバルロジスティクス支店係長の加藤博男氏が、「ROROフェリー利用者の立場から」をテーマに講演した。
     加藤氏は、サンスターラインの「コリア・ランド・ブリッジ」サービスを利用するに至った経緯を説明。日通では2012年から大手電機メーカーの電子部品を大阪、神戸から中国の山東省に届けるコンテナ船での船積み業務を開始したが、それに最適な輸送手段を探していたところ、サンスターラインが全面的に協力。まず、大阪から出航している「パンスタードリーム」で韓国・釜山まで輸送(19時間)し、韓国国内はドレージ輸送で群山まで運び(8時間)、そして群山から山東省の石島までを「石島フェリー」で輸送する(13時間)ことで、トータル40時間で結ぶ高速サービスが実現したという。


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     昨年11月のトライアルを経て継続利用しているが、同氏は「日・韓・中の三国連携のもと成功させたビジネス事例である」と述べ、「サンスターラインの協力により、航空輸送と海上輸送の中間商品として、輸送モードの選択肢を広げた輸送商品が確立できた」と語った。
     引き続き、産業タイムズ社の泉谷渉社長が「IoTを超えるCPSという概念が世界を変える」を、サンスターライン総括営業本部長の小林芳幸氏が「ROROフェリーの優位性」をテーマに、それぞれ講演。セミナー終了後は交流会が開かれた。 

     
     
     
     

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