大阪府堺市の運送会社では食品輸送をはじめ雑貨輸送、保管業務を手掛けているが、人手不足からドライバー１人に対する拘束時間が長く、改善を目指すために今年４月から社員ドライバーの完全週休２日制の導入を検討している。

　同社社長は、「当社では２年前、ドライバーから未払い残業賃金を請求された。その後、ドライバーとは和解したが、労基署の立ち入り調査をはじめ運輸局からの特別監査など、立て続けに様々な是正や処分を受けることとなった」とし、「昨年の１年間、ドライバーの拘束時間を一人ひとり計算したところ、ある程度の改善は図られた。しかし、待機時間が長く、当社の取り組みだけでは改善のできない部分もあった。荷主に対して待機時間の改善を求めるが、なかなか聞き入れてもらえないのが現状。役員会などで話し合った結果、社員ドライバーの完全週休２日制の導入に到達した」と説明する。（詳しい内容は、物流ウィークリー1月19日号に掲載しております）