インターネットなどの普及で、会社がどれほどの規模で、どんな荷主と取引しているかなどの情報が流されてしまうこともある。運送事業者も、できる限り自社の情報が漏れないように努めたいところだが、会社の内部の人間しか知らない情報が知らぬところで他社に流れていることもあるようで、不安視している事業者もいる。

　大阪府堺市の運送Ａ社社長は先日、大阪市内の別の運送Ｂ社に勤めていたドライバーを採用した。その際、「その採用したドライバーが雑談の中で、以前に勤めていたＢ社の社内体制や取引内容などの情報を詳しく話してきた」という。Ａ社社長は「ドライバーは意外に会社の内情や状況、情報を聞いていないふりをして聞いているようだ。それらの内部情報がドライバー同士の雑談などで流れ、荷主との取引内容や勤務体制、賃金体系、さらには社内のお家事情までも他社に漏れている可能性があると理解した」と語る。（詳しい内容は、物流ウィークリー５月１８日号に掲載しております）