最近の運送会社の車庫には、繁忙期でも車両が置かれているケースが多い。そうした会社の社長に聞くと、必ずと言っていいほど「ドライバーが集まらず止まっている状態」と語るほど、運送業界では人手不足が深刻化している。

　なぜ運送会社にドライバーが集まらないのかという、単純だが奥の深い質問が業界関係者の間で語られるが、ドライバーという職業での待遇や賃金など様々なところを判断して、運送会社で働くのを拒否しているのかもしれない。大阪市で鋼材など大型車やトレーラで輸送を展開するＡ社では、社長自身、ドライバーから実際に聞かれたことを話している。「ドライバーは勤める会社の状態をきちんと把握しておくべき。ドライバーの評判で、集まるところにはドライバーが集まり、人手不足という問題もクリアできる」と説明する。（詳しい内容は、物流ウィークリー３月１４日号に掲載しております）