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ブログ・高橋 久美子
第72回:アンケート結果を発表します
2011年7月27日
およそ300名の運送会社の経営者を対象に「先週のA運送とB運送の手紙を読んで、どちらの運送会社と会いたいと思ったか?」というアンケートを行っています。興味深い結果が出ているので、今日はそのアンケート結果を発表しますね。
まず、A運送と会いたいという方が、およそ1割弱でした。その理由のほとんどは「しっかりした会社のような印象を受けるから」「礼儀正しい印象を受ける」などでした。少数ですが、AとBの両方と会ってみるという方もいました。その理由の多くは、「声をかけてもらったら、とりあえずは会ってみたいから」というものでした。
そして、8割以上の方はB運送と会ってみたいという答えでした。肝心なのは、その「理由」です。愛知県の島根様のからいただいた「理由」が、かなり鋭い視点で書かれていたので、ご紹介したいと思います。
(ここから島根様からの回答)B運送の社長と会いたいと思います。その理由ですが、会いたいかどうかという前に、読むかどうかという問題です。
毎日、大量のDMが届きますから、正直言って9割以上のDMはチラ見で捨てています。A運送のような書き出しだと一行目を見た時点で「売り込みか、ただの案内だな」と判断しますから、先を読もうとは思いません。うちは協力会社が多く、正直なところ新規で庸車さんを増やす気持ちは、あまりないので、A運送のようなDMが来ても、ほとんど無視しています。
でも、B運送のDMは、まずはDMだと思わないので「何だ?」と、一瞬、変な感じがします。チラ見で捨てたいところですが、変な感じがして気になるので、結局、読んでしまうと思います。ちゃんと代表者が名前を出しているという点でも、B運送なら一度会ってみてもいいかな、と思いますね。
実際に、「庸車として仕事を流してくれ」というようなDMは、最近多くなったのですが、100%A運送のような書き方で来ていますね。でも、本当にB運送のような手紙が来たら、たぶん自分だったら読んでしまうし、正直、無視できないと思いますね。(ここまで)
どうですか。島根さんのところには、ちょうど、同じような内容のDMが届いているということなので、かなりリアルな意見だと思います。来週、アンケート結果について、もう少し詳しく解説していきます。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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