【三重】裕進運輸（渡部裕之社長、三重郡菰野町）では荷物納入の際に扱う伝票用として、独自のオリジナルバインダーを製作し、活用を進めている。

「ある日、クシャクシャになっている伝票を見て、『この状態で荷物を大切に扱っているのだろうか』と疑問に思った」と導入のきっかけを振り返る渡部社長は、ホテルなどで使用している類似品をヒントに同バインダーを発案。全ドライバーに配布した。

ずっしりと重く、高級感もあるバインダーは存在感も高く、その中で大切に保管される伝票には気品も漂う。使用にあたっては取引先から「すごいですね」と興味を示す声も寄せられ、目撃した同業者からは「うちも導入したい」との嬉しい反応も聞かれたという。

コロナの影響下で非接触型社会が進み、直接的な人同士のコミュニケーションにも変化が訪れている昨今。人から人へと届けられる大切な荷物だからこそ、こうしたさりげない心配りが、言葉を超えた良好なコミュニケーションを生んでいく。

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