三和梱包運輸（橋本正樹社長、愛知県清須市）はこのほど、自衛隊愛知地方協力本部から感謝状の贈呈を受けた。

これは同社が即応予備自衛官を雇用し、自衛隊の活動に協力していることを評価されたもの。例年行われていた贈呈式に代わり、今年は感染症拡大防止の観点から対象事業者を訪問、感謝状が手渡された。

予備自衛官は一般企業等、本業を持つ自衛隊勤務経験者などが有事の際に防衛招集や災害招集などに応じ自衛官として任務に就く制度。同社には現在、即応予備自衛官のドライバーが在籍している。

贈呈後の懇談ではこの日訪問した福重毅尚一等陸佐が予備自衛官、とりわけ即応予備自衛官が不足している現状に触れ、「招集時の他年間３０日の訓練が必要。本人の意思はもちろん、会社の理解・協力が不可欠」として同社の日頃の協力に感謝を述べるとともに、民間企業への制度の浸透やＰＲを進めたいと語った。

橋本憲佳専務は同社の即応予備自衛官のドライバーを「とても有能。他のスタッフの刺激にもなる」と評価し、会社に与える好影響にも言及。さらに４月からもう１人、予備自衛官が入社予定であることを明かし、「わが社には社会貢献意識の高い社員が多い。今後も会社を挙げて協力していく」と力を込めた。

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